コンテンポラリーチャンピオンシップ2016、序文

waniwave 2nd album

Contempo-Rally Championship 2016




01 人とは違う音楽が好きな人のための音楽 prod.ツマー
02 ロスト・イン・ジ・イオンモール prod.吉田ヨウヘイ
03 ここがヘンだよはちまjin prod.Silvanian Families
04 嘘だドンドンドン prod.waniwave
05 ブルースクリーンインフェルノ prod.4sk
06 ガールズアンドパンツ prod.y0c1e
07 神話カンパニー prod.mochilon
08 ノーカントリーフォースキッツォイドメン prod.Go-qualia
09 コンテンポラリーチャンピオンシップ2016 prod.kumorida
10 1分でわかるワニウエイブ2ndアルバム「Contempo-Rally Championship 2016」

Low High Who?から10月19日発売決定です。
http://lowhighwho.jugem.jp/?eid=26


序文

アルバムを製作するにあたって、トラックメーカーさまがたに、依頼の際に送りつけた文章があります。それを、すこしだけ修正して、ここに載せようと思います。どういうつもりで作ったのか、など、興味がありましたら、お読みください。


「コンテンポラリー(仮)」
ワニウエイブです。皆様この度は僕の、僕なんていう下らない人間の、極めて下らないことになるやもしれない2ndアルバムなんていうものに、参加を検討していただけるということで、本当にありがとうございます。

今回のアルバムは「コンテンポラリー(仮)」という仮題でとりあえず動いています。
別に音楽を辞めるというつもりは無いんですが、次リリースがあるならそれが最後だろうな、と僕はずっと思っていまして、多分この度の2ndアルバム制作で、ワニウエイブのフィジカルアルバムっていうのは、まあ、出させてもらえて最後じゃなかろうかと思うんですね。同じ意味の文章が二度続いてますね。
私事ですが僕は今年の6月で30歳になります。だから、まだ若者と呼ばれるうちに、最後に、とにかく、とびきりの、すさまじいものを作りたいと思って、皆さんをお呼びいたしました。

アルバムはその名の通り「今というこの時代」を僕という目線から、ある一部を、主観的に「切り取る」ようなものをテーマにしています。
それが、僕がまだ若いうちにやらねばならない、というかやりたい、最大の、そして唯一のことでした。

今回声をかけさせていただいた皆さんがやっていらっしゃる音楽というのは、僕からみた「今というこの時代」への窓口となるようなものだと僕は勝手ながら、そう感じさせていただいております。

現代は非常に雑多であり、たくさんのものが溢れています。時にはノイズがあって、注意深く生きなければ、辟易としてしまうこともままあるでしょう。
インターネットというものを通して見る世界は、時にすさまじく醜悪です。それでも、僕は青春を、そして若さを、インターネットに捧げてきたものですから、この醜悪さもすべて作品にして、残したい。フィジカルを最後に作るなら、ぜひともそういう作品にしたいと、思いました。

今回のアルバムは、時に悲観し、時に諦観し、時に皮肉めいて、時に冗談をまじえるといういつもの僕のスタイルに加えて、それでも何か、僕たちがそこにいた、そこで青春時代を過ごしたという足跡を感じられるような、ダサい言い方になりますが「エモさ」を感じさせることができるようなものにしたいです。どんなにクソったれでも、人間がそこに生きている限り感情があり、感情の表現は、どんな場合でも美しく昇華しうるのではないかということを、試みたいです。
なので、いつもより「血が通った」感じのアルバムにしたいです。そして人間が感じられるような……個人で留まらず「インターネットにいる人間の息吹」みたいな、閉じてない世界観が欲しいです。客演を多くしたいのも、そういう理由からです。
  

(中略)


ということで全13曲を考えております。もちろん増減はあるでしょうね、このまま行くってことはないでしょうね、絶対に増減は有ると思うんですが、とにかくコレを読んで、アレコレ想像していただけたら幸いです。
 オファーの結果が完全に出まして、参加者が確定しましたら、一度、どの曲をどなたに担当して頂くかこちらで考えさせていただきまして、決定しましたら、ちゃんとそれぞれご報告させていただけたらなと思います。ぶっちゃけ、オファーの時点である程度、考えがあるのですが、まあ色々真剣に考えてみたいと思います。

 とにかく、ほんと、売れねえし名前も広がらねえし得がないと思いますが、せめて、超大傑作には仕上げようと思うので、ヨロシクおねがいします。
 


 この文章の作成日時は2月4日となっている。
 続いて、コンセプトが確定し、ブラッシュアップした版の企画書にも序文があるので、ここに転載する。



タイトル「コンテンポ・ラリー・チャンピオンシップ 2016」
(チャンピオンシップ感と、コンテンポラリーをセガラリーとかけてます)

現代的っていうテーマは皆さんにお伝えした通りなんですが、まあ仕事中ずっとコンテンポラリーにかかったダジャレ……もといタイトルを考えておりましたらですね、セガラリーだ!と思い至りまして、それと同時に降ってきたイメージが「俺が一番現代的だぜ!」っていうやつが現代的であることを競う競技で争い合っている、まあ地獄絵図でして、これはちょっとおもしろいイメージで、ちょっと「現代的なアルバムを作ります」というシリアスさから、一歩離れた俯瞰した態度みたいなところに位置どれる感じがして好ましいなと思い、とりあえずタイトルはこれで決定な感じで!


 これが書かれたのが2月22日。半年以上の時間が掛かっていしまったが、この時書いた設計図のままにアルバムは完成し、今に至ります。
 とにかく長く感じた半年間だった。事ここに至って、いまや万感の思いという感じで、なにか文章を書こうと思うんだけど、まだ出る前のものの思い出話をしたってしょうがないしな。製作前に書いたこの文章を転載することで、序文に変えさせていただきます。
 いや、やっぱり、最後にこれだけは書かせてください。インターネットはオレの魂であり、血肉です。自分の肉体のことなんだから、オレが一番うまく歌えるはずです。
 ワニウエイブセカンドアルバム、10月19日発売です。オレたちが、作りました。